コスパがよく、導入にちょうどよいロボット掃除機。
Eufy RoboVac 11S (以下、ユーフィー11S)を使って1年半ちょい経ちましたので、良いところと気になる点を記載します。
ユーフィ11sのよいところ
ロボット掃除機の代名詞iRobotのルンバは発売から18年近く経つそうです。そんな歴史のなかで、ロボット掃除機も進化を遂げ、安価でも使えるロボット掃除機が増えてきています。
そんな中、”使えるロボット掃除機”として我が家で導入を決めたマシンがユーフィー11Sです。
お手頃でも欲しい基本機能はしっかり
まずはロボット掃除機の導入にあたって条件を出しました。
- 安価なこと(2万円以下)
- 本体が薄いこと
- 自動で充電できること
- スケジュールやタイマーが使えること
- 玄関の段差から落ちないこと
- それなりの吸引力があること
- 付属品や交換バッテリーが手に入り、長く使えること
- 安全なこと
安価なこと(2万円以下)
今の値段はメーカー価格17,800円程度とよりお値ごろになってますね。Amazonではよくセールやクーポンで15,000円ごろで売ってます。
現在も¥3,000 OFFのクーポンで14,800円で販売していました。(2020年5月6日現在)
購入当時ルンバもエントリーモデルで3万円ほどで、スケジュール機能なしでした。いまではある程度機能がついて4万円そこそこといったところでしょうか。
もちろんルンバにも対抗できる上位モデルもあります。
私はEufy RoboVac 11S (ユーフィー11S)が発売したてのころで、割引使っても2万円で購入となりました。
本体が薄いこと
もともとベットやソファ、メタルラックなどの下など面倒な隙間の掃除を楽にしたかったため、本体の高さは重要です。
ユーフィ11Sは72mmと極薄。キャスター付きのメタルラック下も入り込みました。だいたいシーチキン缶の直系くらいの高さ。
ルンバは92mmですので、20mmほど薄いです。
横幅も325mmとルンバの340mmと比べると一回り小さめです。
オフィス用のキャスター椅子の間もギリギリ入りました。
自動で充電できること
ロボット掃除機には必須の機能。充電が切れたり掃除が終了する際に充電ステーションに戻る。これがなければスケジュール機能などほったらかし掃除ができません。
大体のロボットについている機能ですが、あまりにも安価な製品だとなかったりしますので、付いてるか念のため確認が必要です。
スケジュールやタイマーが使えること
家事時短には欠かせない機能がスケジュール機能です。
スケジュールをセットすると毎朝10時などに自動でスタートしお昼前の2時間ほどで掃除を終えて充電ステーションへ戻ります。
(ユーフィー11Sは稼働時間が2時間と長くルンバと比べて倍近く動きます。)
スケジュールをセットすることで、家を留守にしている間に掃除をしてもらったり、掃除を忘れてしまい、夜は騒音が気になって掃除機をかけられないといったこともなくなります。
毎日決まった時間に掃除開始するので、稼働中は家事時間といった形で生活リズムの改善にも役立つほか、留守中の防犯にもなってるのでは?と個人的に思っています。
玄関や階段などの段差から落ちないこと
こちらもだいたいのロボット掃除機についている機能ですが、玄関やベランダに落っこちてはいけないので、落下防止機能があるかも念のためチェックです。
それなりの吸引力があること
ユーフィー11Sは最大1300Paのパワフルな吸引力とのこと。
Pa単位だとわかりづらいのですが、使ってみる限り、ほこりや髪の毛、食べかすなどは問題なく掃除できてます(マーブルチョコくらいなら問題ない)。
力不足ということもなく、日本の家では十分じゃないでしょうか。。
カーペットやマットなど床を感知して自動で吸引力を強くする機能がついてますが、数センチの毛の長い絨毯などは流石にしっかりはゴミを取り切れません。。
ちなみに騒音は50~60dbで普通の会話をしているレベル、普通の掃除機が70dbなので、スマホの着信音などが聞こえる程度です。
付属品や交換バッテリーが手に入り、長く使えること
買うならやっぱり性能を保って長く使っていきたいものです。
ユーフィはAmazonで交換パーツもバッテリーも買うことができます。
フィルターやブラシなどは定期的に交換が必要なため、手に入りやすいかもポイントです。
Amazonでも替えフィルターやブラシすべてセットで2,000円程度で売っていました。
内容:フィルター3個(2か月ごと)、サイドブラシ2個(3か月ごと)、吸引口のブラシ1個(半年ごと)
本体購入時に再度ブラシとフィルターは1セットついてきますが、メインのブラシはなく、初回まとめ買いで5%割引なので合わせて買ったほうがよいかも。。ちょいちょい売り切れのこともあるので。
また互換性のある交換バッテリーも5000円程度で販売されているので、長く使えそうですね。(通常バッテリーの寿命は2~3年程度)
純正もあるようですが売り切れの模様。できれば純正を買いたい。
安全なこと
コスパのよいロボット掃除機を探そうとすると、あまり聞いたことのないメーカーも多かったです。
故障しないかといった保障についてはもちろん、留守中に稼働や充電させることも考えると、ロボット掃除機とは関係ないですが、2018年ごろに複数起こったモバイルバッテリー発火問題など粗悪品ではないか頭をよぎります。。
※モバイルバッテリーについては2019年に法改正され、電気用品安全法(PSE法)の全面規制対象になったそうです。
そんなユーフィ11sも中国製ですが、Google出身の若者達が2011年に設立したANKER(アンカー)という企業が製造しています。
ANKER(アンカー)はモバイルバッテリーや急速充電器などのスマホ・タブレット関連製品の開発・販売をしており、アメリカやイギリスでも人気のブランド企業だそうです。
特に安全性への取り組みも重視しており、基準より高い位置からの落下実験や耐衝撃実験のような日常起こりうるシナリオをより厳しく検査や製品によっては、バーナーの火を直接製品に10秒当てる試験もあるようです。詳しくはメーカーサイトをご覧ください。
▼PSEマークの基礎知識とAnkerグループの安全への取り組み
https://magazine.ankerjapan.com/5-best-mobile-battery-anker-0
またユーフィ11sはネット対応ではありません。
赤外線リモコン式でスマホのアプリインストールや連動など複雑なことはなく、エアコンのように簡単に使うことができます。
変に高機能だと家の間取りなども保存をしますので、ネットセキュリティが心配な方にもよいかもしれません。
ユーフィ11sを使って気になった点など
1年半経ち、買ってよかったと思える商品ですが、予想外のトラブルもあったりと気になることもでてきましたので、これから購入を検討中の方の参考にしてください。
ロボット掃除機を迎え入れる前の注意
多くのロボット掃除機にも共通点となるかもしれませんが、万能とはまだ言えず、手がかかることも多々あります。
使っていくうちにペットを飼うようにやさしい気持ちになっていきますが、欠点もしっかりお伝えしたいと思います。
きれい好きは不向き?8割方の床掃除
ユーフィ11sはハイエンドモデルやルンバのように間取りを覚える学習機能機能がありません。
縦横無尽にジグザクの移動と壁際を伝う動きを繰り返して、ざっくりと掃除します。その分、壁を避ける感度がirobotのブラーバよりも高い感じがします。
掃除においてはさすがバッテリーに強いメーカーだけあって、稼働時間でカバー。
ルンバなどのロボット掃除機では1時間程度ですが、その倍の2時間程度の稼働します。(メーカー記載では約100分)
部屋の角はブラシが届きにくく少しほこりなどが残りますが、毎日2時間掃除しているためか、髪の毛やほこりなどは掃除できていて、気になるほどではないので、我が家としては十分かと思ってます。
玄関に落ちました
ある日、家に帰ると玄関に落ちて戻れず、そのままバッテリー切れで力尽きていました。
落下防止機能が搭載されているのですが、素材によってはセンサーが反応しないようです。
最初はフロアから玄関の高さが40mmと少し低めだからかな?と思ってましたが、そうではなさそうです。
玄関下に黒いシートを敷くとうまく反応して落ちなくなりました。
玄関マットや配線を巻き込んで停止
玄関などのマットが少しでも浮いていると、ロボット掃除機がめくり上げ、そのまま吸引して身動きが取れなくなりエラーとなります。
マットをしっかり吸着させるか、敷かないほうがよいです。
また扇風機やヒーターなどのプラグなどコードがコンセントから床に垂れ下がっていると、コードに絡まって停止します。
コンセントから出るコードは無駄に垂れさせず、巻いて置いていた方がよいです。
我が家では起きなかったですが、扇風機を倒した事例も聞きました。。
ハイエンドのロボット掃除機では巻き取った際に緩める機能やアプリ上で侵入禁止にできる機能もあるのですが、値段を考えれば仕方ないと思っています。
ロボット掃除機がドアを閉めてしまい脱出不可能に
ロボット掃除機が行方不明になるときは大概これが原因です。
開けているドアをしっかり固定できていないと、半開きの扉にぶつかり、その反動でドアが閉まってしまいます。
洗面所にロボット掃除機が閉じ込められたことも多く、ドアストッパーを忘れたときは、やってしまった感に苛まれます。
長時間うるさい
外出中など留守の間の稼働は問題ないですが、休みの日などは2時間程度、ずっと掃除をしますので、なかなか鬱陶しくなります。
人が掃除機をかける時間は15分から20分程度なのですが、それが2時間なわけですから、騒音は通常の掃除機より小さいといえど、ちょっと気になります。(一般的な騒音量:掃除機70db ロボット掃除機50~60db)
- 50dB オフィスなどの音
- 60dB 会話の声、ロボット掃除機の音
- 70dB 着信音などベルの音や掃除機の音
床にモノを置かないように心がけが必要
センサーはついているものの、軽いものだとそのまま倒したり動かしたりします。
靴下など脱ぎっぱなしにしていると、どこかへ運んでいってしまうので、床に極力ものを置かない心がけが重要です。
逆にこれを守れば、床に脱ぎっぱなし、置きっぱなしがなくなりキレイが保てます。
さっと掃除は不向き
ちょっと汚れたときに起動しようとすると、時間もかかり操作も面倒なので、さっとした掃除には向いていません。
そのため、スティック型掃除機も別で持っておく方が勝手が良いです。
商品紹介
今回、紹介したEufy RoboVacもいくつかのハイエンドモデルがあります。それぞれも下記に記載します。
Eufy RoboVac 11S
今回紹介した安価でコスパがよいモデル。まずは試したいという方向けです。
- RoboVacシリーズ史上最薄(約7.2cm)
- 最大1300Paのパワフルな吸引力
- 最大100分間連続で稼働
- BoostIQテクノロジー:カーペットとフローリングなどの床面の違いを判別し、自動的に吸引力を上げます。
- 赤外線リモコン式(時刻設定が可能。曜日などの指定は不可)
Anker Eufy RoboVac 15C
Eufy RoboVac 11Sのスマホ連動モデル。外からの操作や曜日ごとの時刻設定が可能。進入禁止エリアを判別する、境界線テープも認識できる。(別途、購入が必要)
- RoboVacシリーズ史上最薄(約7.2cm)
- 最大1300Paのパワフルな吸引力
- 最大100分間連続で稼働
- BoostIQテクノロジー:カーペットとフローリングなどの床面の違いを判別し、自動的に吸引力を上げます。
- スマホ連動(曜日などの細かな時刻設定が可能。)
- 境界線テープに対応
Anker Eufy RoboVac 30C
スマホ連動。吸引力が1500phにアップ。境界線テープつき。
- RoboVacシリーズ史上最薄(約7.2cm)
- 最大1500Paの超パワフルな吸引力
- 最大100分間連続で稼働
- BoostIQテクノロジー:カーペットとフローリングなどの床面の違いを判別し、自動的に吸引力を上げます。
- スマホ連動(曜日などの細かな時刻設定が可能。)
- 境界線テープ付き
Anker Eufy RoboVac L70 Hybrid
ハイエンドモデル。吸引・ 水拭きと1台2役のハイブリット。
リアルタイムマッピング機能搭載で部屋の間取りを地図化してマップから進⼊制限エリア、掃除強化エリア、⽔拭きエリア等を指定することが可能。吸引力も2200Paと大幅アップ。
- 薄さは約10cm)
- 最大2200Paの驚きの吸引力
- 50分アップの最大150分間連続で稼働
- BoostIQテクノロジー:カーペットとフローリングなどの床面の違いを判別し、自動的に吸引力を上げます。
- スマホ連動(曜日などの細かな時刻設定が可能。)
- AIによる正確なマップ技術で間取りを把握。重点掃除エリアなど指定が可能。境界線テープがなくても、禁止エリアも指定できる
まとめ
ロボット掃除機を導入してみて、気になる家具の下のほこりや髪の毛なども気にならなくなり、床掃除がとてもラクになりました。
ロボット掃除機が力を発揮できるように床にモノを置かないことやドアストッパー、マットなど面倒なこともありましたが、慣れればこんな頼もしい家事助っ人はいません。
毎日コツコツ掃除をする、欠点はあれども手放すことはできない存在になりました。
これからロボット掃除機の導入を考えている方も、家の作りや生活にあっているか、検討して購入しましょう。
前回記事「ロボット掃除機より先に床拭きロボットを買って思ったこと」について興味ある方はこちらもご覧ください。
今回も長文ながらお読みくださり、ありがとうございました。